女性の場合は、ホルモン治療を行うと、最初の3ヶ月目までは悪化する可能性がありますが、4ヶ月目から徐々に改善していき、おおむね6〜12ヶ月で治癒、改善していきます。治療継続期間としては、きれいになってからも1年程度継続してもらっています。

ニキビはとてもしつこい病気で、治療を中止した場合の再発率は5割前後と高めです。治療を始める前の状態まで戻る人も2〜3割程度いらっしゃいますが、残りの方は、治療前より良い状態を保つことができます。難治性ニキビの場合、抗生物質やレーザー、ピーリング等の治療では、一旦良くなっても再発率が9割を超えますので、それと比較するとホルモン治療の再発率は低いのですが、人によっては対症療法（症状を抑えているだけ）になるケースもあります。

対症療法となったとしても、一度ニキビを全て無くし、その後、メンテナンスをしていくことは、ニキビ跡をなるべく残さないという意味では非常に大切な治療となります。